産後の女性の体のケア方法で重要なものとされる骨盤矯正。
出産時には骨盤が開き、出産後は骨盤が戻ろうとしますが、
適切なケアを行わなければゆがんだ状態になってしまいます。
産後の女性のケアというイメージの強い骨盤矯正ですが、
出産を経験していない女性や男性でも骨盤のゆがみがみられることがあります。
骨盤のゆがみは、これといった自覚症状がなくても引き起こされていることがあります。
外見からわかる骨盤のゆがみの症状として、
細身の体型にもかかわらず下腹だけが出ている、
お尻が後ろに突き出したように見える、くびれがない、
肩やウエストの高さが左右で違うことなどがあげられます。
自分で簡単にチェックする方法としては、
目をつぶり片足立ちを10秒間行ってみます。
10秒以内に足をついてしまった場合には、
骨盤がゆがんでいる可能性があるのです。
ゆがんでいる可能性がわかった後に行うチェック方法としては、
床に目印をつけて、その目印の上で目をつぶって50回足踏みをするという方法です。
最初の位置から移動してしまった方向に骨盤がゆがんでいることがわかります。
骨盤のゆがみは様々な体の不調も引き起こします。
肩こりや腰痛、頭痛、めまいなどの他、
下半身太りや便秘、むくみや冷え性など、骨盤のゆがみは様々な症状の原因にもなります。
骨盤の矯正方法としては骨盤ケアグッズを使用する方法や骨盤ケアストレッチ、
整骨院や整体院での骨盤矯正があげられます。
骨盤ケアグッズとは骨盤を矯正するために巻くベルトや
骨盤のケアができるクッションなどがあげられます。
骨盤ベルトはゴムなど伸縮性の強い素材でできたベルトを骨盤まわり巻くことで、
骨盤のゆがみや広がりを矯正することができます。
他にも腹巻タイプのものやガードルのような補正下着タイプのものもあります。
骨盤ケアストレッチは自宅でちょっとした時間に行うことができます。
これらは自宅で手軽にできますが、
症状や姿勢により、悪化することもあるので、
自分に合ったものを選ぶ必要があります。
そして骨盤がゆがんでいるといっても症状は人それぞれなので、
整体院などのプロに診てもらうのもよいでしょう。
骨盤矯正には痩身効果や便秘やむくみの解消の効果もあります。
どの機関で骨盤矯正を受けるにしても、
数ヶ月間、頻繁に通う必要があります。
産後の骨盤の矯正に必要な回数としては、
1週間に少なくとも1度、4ヶ月間で、
計16回は通って方が良いとされています。